可能性

これは手紙社さんのクリスマスイベント用に作ってみました

でも手紙社さんが選ばなければ自分で販売する予定です

トナカイを作るのは何故か2回目で、前回とは足の構造を変えました

前回は差し込み式でしたが、今回はリベット接合

リベットでつける方法で何か作りたいなと思っていて、今回はたまたま
必要に駆られてですが、もっと抽象的なオブジェを作ってみたいです

手法や方法なんかは沢山の種類が確立されていて、自分で何かを発見したと思っていても
すでに誰かが確立しているわけですが、それでも自分で見つけた手法は嬉しいもんです

今、木工の世界の歴史や技術の本を読んでいて、電気工具がなかった頃の
人の手で時間をかけられて作られたものはやはり素晴らしい

効率や採算なんて一切考えてない時間と手間と体力がこれでもかとつまった木工品

今だってできるじゃないかと思うんだけど、電動工具があると言う時点で
何か価値の重さが違って見えてしまう

例えば家の形のオブジェ

これが陶器で出来ているとやはり人間は不思議なもので、その工程まで
思い描き、力はさほど使わず出来上がっていると判断する

これが木でできていると、今度は木を切る工程を作品から感じ取り、木を切る
行為が力を使う作業だと判断します

そこで木を電動ではなくノコで切られていたり、ノミで削られたりするとさらに
時間と手間も付け加えられます

これが石のオブジェだとして、それを手で削り出しているとしたら尚更力を感じます

出来上がったものから工程まで判断できるところがみんな持っている不思議な力だと
思っていて、工業製品には感動しなくても人手で作られたものは
過程を感じられるのでそれに比例して感動も増します

パッチワークの手芸や刺し子だってそうだし、職人と呼ばれるような人たちが
作るものは時間と手間と労力がしっかりわかるのが人間です

木と言う素材はいろいろな素材の中でとても身近で愛着があって何にでも変化
出来るミラクルな存在だと僕は思っています

技術も知識も全然ない自分が触っていてこんなに楽しいんです

木を思う存分使いこなしたいとは思う反面、そのままが一番だなと思ったり
その時々で思いは変わりますが、これからも木で何か面白いことをやって
表現していければいいなと思ってます