テイク2
言いたいことはそんな事じゃなく
もう一度やり直し
この船
裏を見たら2017と書いてあった
確か船を作り始めて5個目くらいの作品だったような気がする
そして未だにこの船を超えた船ができていない
この時の高揚感や心理状態は今でもよく覚えている
今なんかより何のしがらみもなく自由だった
今だって自由なはずだ
ただ、人生で初めて色んな束縛から解放されてなんというか、、
優しい気持ちだったような気がする
今見ても下手な部分もあるし、バランスが気になる所もある
でもそんなことより優しい感じがする
おおらかにも似ているけど違う
もしかして
一つの到達点はそれかもしれない
作品自体が優しい雰囲気を纏う
色んな事に疲れた人が、ふとそんな優しさを感じて癒される
かっこよく、ノスタルジックでありながら優しさを持っている
見栄えばかり気にして作っている最近の作品に到達できていない峰はそこなのか
そして優しい作品は間違いなく作り手自身が優しさで満ち溢れていないといけない
溢れ出たそれが、作品に滲み出る
意識するモノではない
滲み出るのだ
どうやったら優しくなれるのか
学校では教えてもらえなかった
深みというものはなんと難しいのだろう
人間だけが感じ取れる特別な能力だと思う
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