5/27副音声

自分の頭の中で色々アイデアを出してイメージまで膨らませていざ作ってみるのと、
手を動かしながらこうしたら面白いんじゃないかと一瞬の閃きで作るのでは
断然後者の方がいいものができる

ネットや本でいいアイデアだなって思うものを自分流に変換して作ると
これまたうまくいかない

うまく言えないんだけど、頭ではなく身体、想像よりも現実が性に合ってるらしい


作業場の前に座って、材料をしばらく眺めたり、触ったり、時には偶然落としたものが
その落ちた横にあるものと急速に惹かれ合ったり、何度も失敗して放り投げたものが
いい形に壊れたり、、


これは自分のイメージでは絶対に出せないから、やっぱり現場は何があるか
わからないし面白い


それで思うんだけど、リモートってそれがかけてる気がしてなんだか
好きになれない

しょうがないって言っても、人間は無数の事柄(目にも見えないことも含めて)
をものすごい柔軟力で感じ取ってその場の空気感を感じて心を動かす生き物だから
リモートは合理性の良さが言われてるけど、、心動かすことはちょっとね


なんかこんなことばっかり言ってると時代遅れのおっさんまっしぐらだけど
今回の個人的完全解決法はインターネットをなくすことだと思う

何も縄文時代に戻れって言ってるわけではないんだから、ほんのちょっと昔の
少し不便なあの頃に戻ればいいと思ってる


もう戻れないのは百も承知ですが、本当の幸せを感じるにはそれしかないとさえ思っている

コロナだって、どれだけ余計な情報に惑わされて疲れて操作されたことか!


全てを知ることのできるこの世界は本当に幸せなんだろうか


わからないことや知らないこと、知らない人や知らない場所が沢山あって、
曖昧で寛容でユーモアのある世界が好きだ


人間はそのあたりで止まっていればよかったと思う


行き過ぎたんだよ、きっと